新たに追加したディープレッドホタルテトラに白点病が発症してしまいました。
白点病に気づいてからした対策を紹介します。
Contents
白点病とは
白点病は原生生物の繊毛虫が魚の表皮に寄生することで発症します。
この繊毛中自体は高温(30℃以上)などの状態になるとシストを形成します。
※シストは一時的に厚い膜をまとい休眠に入ったような状態のことを指します。
このシストは魚購入時などの混入により水槽の中に大概存在するため、水温の低下によりシストから繊毛中が放出されます。
その水槽中に弱った魚がいると寄生して、水槽中に白点病が蔓延します。
白点病のサイクル
1.白点病にかかった直後は魚の表面に白点はできないので気づかない。
2.寄生した繊毛中が成虫になり白い点が1つ2つ見えるようになる。
3.繁殖するために魚から離れてシスト化する際、白点が一瞬見えなくなる。
※最初に気づいてから4日後くらい。
魚から離れてシスト化するまでが薬などが効く期間のため治療のチャンス
4.ほっておくとどんどん繁殖し、魚全体につくようになる。
最終的には体表から養分をすうので魚は衰弱死してしまう。
白点病のことを書いていると体が痒くなってきました。。
私が最終段階まで行ったのは小学生の頃だった気がします。
早めに対処すればそこまで重症化はしないと思います。
今回の対策
白点病といえばメチレンブルーだと思いますが、昔使った時水槽は青くなり、水草は死んでしまった記憶があります。
白点病が回復した後の器具などへのダメージが大きすぎるということで、今回は塩浴+水温上昇にしました。
塩浴は魚の浸透圧に合わすため、1Lあたり5g加えて食塩水の濃度を0.05%にします。
塩を入れるのもメチレンブルーを入れるのも効果としては似ていて、消毒+浸透圧の調整です。
発症した魚を隔離しようかと考えましたが、水槽がないことと白点病が水槽に蔓延している可能性があるためメイン水槽での治療にしました。
自分の水槽に対する塩の影響見込み
魚→魚の浸透圧に合わせることで体力低下の防止
エビ→影響小。水質変化でやられるかも知れないが、エビはたくさんいるのでOK
水草→悪影響だが、すぐに枯れることはないのでOK
白点病→シストになる前の殺菌に期待
買い出し
魚を追加した直後ということで体力的に不安があったため、出費が嵩むと思いながらもヒーターを購入しました。※これまでヒーターは26度固定のプリセットヒーターを使用
購入したものはGEXのヒートナビ80です。
縦に設置できるのが特徴?で白点病が治った後もうまく配置すればヒーターが目立たなくメリットがあると思ってます。
ヒーターを買いに行ったついでに店にいた残りのホタルテトラを見てみると、水槽全体に白点病が蔓延していました。
これを見て、買った時すでに白点病にかかっていたと思うと共に、自分の飼育環境が悪すぎることはないと少し安心しました。
経過まとめ
発症に気づいた1日目
水を半分程度抜き、0.05%食塩水になるよう水と塩を追加。
発症に気づいてから3日目
ヒーターを購入。温度を26→28度に変更。
テトラオーロに白点病が広がっているのを確認。
発症に気づいてから4日目
水温を29度に変更。その他数匹まで蔓延していることを確認。
発症に気づいてから5日目
水温を30度に変更。水を1/3交換。(0.05%食塩水)
ひっくり返ってしまうテトラオーロが1匹いたが持ち直した模様。
発症に気づいてから7日目
白点は見えなくなる。水を1/3交換。(0.05%食塩水)
当初から餌を食べれていなかったディープレッドホタルテトラが1匹☆に。。。
メイン水槽に入れてから2週間後くらいだったので白点病じゃなく、衰弱かも。
発症に気づいてから9日目
ひっくり返ってしまう症状が再発しテトラオーロが持ち直せず1匹☆に。。。
これは白点病の影響かもしれません。
ここで30度だと体力の消耗が激しいかと思い29度に変更。
発症に気づいてから10日目
28度に変更。水の匂いも良くないため、食塩水はやめ1/3水を交換。
目に見える白点病は発症していないため、28度で当分様子見。
最後に
魚が病気になったり死んでしまうとテンションが下がります。
やはり隔離水槽で様子を見てからメイン水槽に投入が正しかったと反省しています。
一応白点病は蔓延していないので、様子を見ながらソフトランディングで元の状態に戻していきます。
ではまた!